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| *講義内容
サーバ導入に関しての考察とレンタルサーバホスティングとの比較 How to
PC-Unix(Linux) システム拡張編 第九教程 |
■ユーザー・グループのHDD容量を制限する/ディスククオータの設定
ディスククオータ=Disk Quota(クオータとは割当量の意)を実現する為には、先に/etc/fstabにディスクの使用制限を加えるべく宣言しておかなければなりません。 サーバを起動しますと最初にfstabの中に書かれている各ファイルシステム(/usrや/homeなどなど)を順番に読み込みシステムに組み込んで利用可能にします。このことをマウントと言います、反対にシステムから切り離すことをアマウントと言います。そこでファイルシステムが組み込まれる前に当該ファイルシステムでは特別な制限を設けている旨宣言しなければなりません。ピコエディタで/etc/fstabを開いて、ディスククオータを使用する旨を書き加えます。 #pico /etc/fstab (例は筆者の環境です)
今回は、一般ユーザーのディレクトリを制限しますので、制限対象/homeディレクトリに対して宣言を行います。以下の様に、ユーザーとグループに対して制限を加える宣言を書き込みます。必要に応じ、ユーザー(usrquota)のみグループ(grpquota)のみでもかまいません。
書き込んだ宣言を有効にする為には、/homeディレクトリを再マウントしますが、その前に#mountコマンドでマウント状態を確認しておきましょう。その方が、宣言が有効になってからのマウント状態と比較した場合に、よく解るでしょう。 #mount
#mount -o remount /home 又は /dev/hdb3(←各自の場合で違います) (-o=オプションの略で/homeディレクトリを再マウント(remount)しますの意) #mount
続けて、制限を設ける対象のユーザーやグループとその規制内容を記録する為のデータベース用の空のファイルを、規制を設けるディレクトリに馴染みの#touchコマンドで作成します、この場合は/homeでしたね。例えばメール私書箱などの容量規制をしたい場合などは/varに対してディスククオータを実施することになります。所有権限はユーザーやグループに後から勝手に書き直されてはたまりませんから、当然600でルートのみが読み書きできるように#chmod 600 ファイル名 とします。このデータベースファイルの準備ができたところで、#quotacheckコマンドでデータベースを作成します。この作業は、初めてファイルシステムのデータベースを作成するので暫く時間がかかる場合があります。 #quotacheckコマンドの直ぐあとの-ugはユーザーとグループのこと。ユーザーのみの場合は-u、グループのみは当然に-gです、vはチェックした結果を表示する為のオプション、/homeはデータベース更新対象のディレクトリを指します。/homeだけでなく/varなども一緒にディスク規制した場合には-aオプションを加えて纏めてデータベースの作成や更新をすることもできます。 参考)#quotacheck -ugv -a (この場合は-a=ALLで全てのファイルシステムを指しますから個別ディレクトリの指定は不要です) #cd /home #touch aquota.user #touch aquota.group #chmod 600 aquota.user #chmod 600 aquota.group #quotacheck -ug /home
いよいよピコエディタを使って今作成したデータベースを編集します、初期設定では編集用エディタにviエディタが使われるようになっていますが、#exportコマンドで使い慣れたpicoに変えてから作業に取り掛かります。 ※うっかりviで開いてしまった人は、落ち着いて[:]+[q]をタイプしてからエンターキーを押して下さい。もとの状態に戻りますので使用エディタを下記コマンドで切り替えて下さい。 #export EDITOR=pico #edquota ユーザーアカウント #edquota グループアカウント
上図の赤星、ブロックとiノードの2種類に先ずは大別できます、もちろん同時に両者の制限も可能です。更にその内訳でハードとソフトに分けられ、これまた同時に適用可能です。最後に、制限規制をオーバーしてからの時間的猶予を#edquota -tコマンドで施しますが後述します。 ディスククオータの制限種類と内容
早速、アドミン(admin)に対して実施してみましょう。
10MBなら10240になりますので、それぞれのケースで設定して下さい。 因みにブロック・iノードのそれぞれ下の数字は既に使われているブロック使用量と作成済のノード数です。 注意)数値を書き込むと後ろの数字が後方にずれますが上図の様になるべく綺麗にバックスペースキーを使って元通りに直しておいて下さい。うっかり改行されるとディスククオータを稼動させた時にエラーになる場合があります。 時間的猶予も確認しておきます、必要なら編集して下さい。 #edquota -t
ユーザー同様にグループも必要ならデータベースを編集します。(ここでは省きます)。 さて、各データベースを編集した場合は、必ず#quotacheckコマンドでデータベースを更新して編集内容を反映させてください。 尚、このクオータチェックコマンドは、ディスククオータが停止している場合のみに有効ですので、既に起動している場合は#quotaoffコマンドで停止してから実行して下さい。 サーバを再起動させると自動的にディスククオータは起動するようになっていますので、もしここまでで再起動させてしまった方は、以下のコマンドで一度ディスククオータを停止させます。 #quotaoff -ug -a #quotacheck -ugv -a そして、ディスククオータを有効にします。 #quotaon -ugv -a (オプション-ugvはユーザー、グループ、結果報告、-aはALL全ファイルシステムのことです)
本当にアドミンに対してディスククオータが有効になっているのか?確認します。 #repquota -uga
(上図は一部表示のみで実際には全ユーザーとグループの内容が一覧で表示されます) 個別に確認したい場合は、 #quota -u ユーザーアカウント #quota -g グループアカウント
この#quotaコマンドは個人レベルでも使用できます。
ところで、数人程度の事業所などでは一人ずつの個別入力でなんとかなりますが、これが学校や多くの会員を抱える団体では、大変なことになってしまいます。 そこで、最初に誰かのデータベースを作成しておき、後は全てそれをコピーすることにより大量に設定することが出来ます。個人のユーザーも団体も同じです。 #edquota -p コピー元ユーザアカウント ユーザーアカウント #edquota -g -p コピー元グループアカウント グループアカウント
《ディスククオータの設定時の注意点》
以上で、ディスククオータの設定は完了しました。 |
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